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吉田松陰生誕180年記念映画


おススメ映画!【獄(ひとや)に咲く花】DVD

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Yahoo!映画「獄に咲く花」ユーザーレビュー!



原作は直木賞作家・古川薫の「野山獄相聞抄」
(C)2010「獄に咲く花」製作委員会


(上):高須久を演じる近衛はな。
(C)2010「獄に咲く花」製作委員会


(上):吉田松陰を演じる前田倫良。
(C)2010「獄に咲く花」製作委員会


(C)2010「獄に咲く花」製作委員会


獄中の松陰を情感豊かに描く歴史ロマン。
(C)2010「獄に咲く花」製作委員会
「獄(ひとや)に咲く花」

【作品について】

安政元年(一八五四年)長州、萩。「野山獄」にひとりの男が護送されてきた。生きて出られた者は誰一人いないこの牢獄に、希望を与え、その後の日本を切り拓いた男。彼の名は、吉田寅次郎。“幕末”は、この男からはじまった。

幕末―新しい世に突き進む激動の時代。

260年の太平を築いた江戸幕府の終焉は、1853年の黒船来航から始まる。変革への大きな役割は、長州・薩摩・土佐などの雄藩と呼ばれる地方の勢力が担った。中でも長州。萩に藩庁を置くこの藩からは、伊藤博文、山縣有朋、木戸孝允、品川弥二郎ら維新政府の指導者を数多く輩出し、その後も脈々と、国家の礎となるスケールの大きな人物を生み出した。

何故、一時期にこんなにも優秀な人材が長州藩から生まれたのか?その答えは、一人の男の存在を抜きには語りえない。その男の名は、吉田松陰。藩の兵学師範の家筋に生まれ、10歳の時に藩主毛利敬親の御前講義を務めた俊英。私塾「松下村塾」を開き、多くの才能を見出し育んだ稀代の思想家、教育者。国を思い、故郷を思い、人を思ったこの偉人は、その思いも半ば、安政の大獄によって刑に処され、わずか30歳でその生涯を終える。

本作では、その短い生涯の中の一場面、藩の牢獄「野山獄」に収監されていた頃の日々を、同じく時代が故の罪状で収監されていた女囚、高須久の目を通して描かれる。海外渡航を企てるという途方もない大罪を犯し、故郷の獄へ送られてきた彼は、それでも自らの理想を信じ、日々を無為にするのではなく、学び精進し、人と関わり続けた。

「我らは皆、磨けば光る原石であります」

「大切なのは、あなたが今何をしているか、これから何をするのかが大事なのであって、過去にあるものではありませんよ」

その姿は、長く囚われの身となり希望を失った獄中の人々の、凝り固まった心を少しずつ溶かしていく。それはあたかも、野山獄の片隅で可憐な花を匂わせる樗(おうち:栴檀(せんだん)の古名)のごとく、であった。

清廉で一途で、常に人を愛して止まなかった吉田松陰。生涯、独身を貫きその思想に殉じた彼の秘史、久とのただ唯一の恋慕の情景は、淡きがゆえ美しく、儚きがゆえ力強く、観る者の胸を強く揺さぶる。

高須久を演じる近衛はな

主人公:高須久を演じるのは、注目の新進女優、近衛はな。父に目黒祐樹、母に江夏夕子、叔父に松方弘樹を持つ芸能一家に生まれ、脚本家としてはNHKドラマスペシャル「白洲次郎」シリーズを手がけるなど多彩な活躍を見せる彼女は、本作が映画初主演。また本作では、父、目黒祐樹との初共演も果たしている。

吉田松陰を演じる前田倫良

吉田松陰を演じるのは、男優のみで構成され「トーマの心臓」「ベニスに死す」等の演目で絶大な人気を誇る劇団スタジオライフの前田倫良。前作『長州ファイブ』での遠藤謹助役に続いて、故郷の英雄という大役を演じる。そのほか、神山繁、赤座美代子、池内万作、勝村政信、本田博太郎ら経験豊富な名優陣が脇を固める。


原作は、下関出身の直木賞受賞作家古川薫の「野山獄相聞抄(改題:吉田松陰の恋)」(文藝春秋社刊)。2009年6月、監督は、映画『必殺始末人』(97)『必殺!三味線屋・勇次』(99)やTVシリーズ「必殺仕事人2007」「必殺仕事人2009」、「鬼平犯科帳」、「剣客商売」などの石原興(しげる)。『長州ファイブ』(06)のグローカル・ピクチャーズ製作第2弾作品。


上映時間:1時間34
公開年:2010年/製作国:日本/上映時間:1時間34
配給:Thanks Lab
製作:グロ−カル・ピクチャ―ズ/「獄に咲く花」製作委員会/松竹京都撮影所
助成:文化芸術振興費補助金


映画原作本
【吉田松陰の恋 (野山獄相聞抄)】

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(C)2010「獄に咲く花」製作委員会

箱根神社にある吉田松陰の歌碑
箱根神社にある吉田松陰の歌碑。
江戸送致の際、句と手ぬぐいを送ってくれた高須久子にむけて吉田松陰が詠んだ別れの歌。
「高須久子」は、松陰が野山獄に収監中、野山獄に入牢していた女性で、ほのかな恋心を抱いたとも云われている。


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